1/1ページ目 ※前のサイトの作品です。 帝国学園の生徒は現在テスト中。 残り後10分ぐらいでテスト終了のチャイムの音が鳴ろうとしていた。 1番後ろの席に座っている俺は問題を解いた後ひまを持て余していた。 (暇…見直ししたし…早く終わんね-かな) 「こら佐久間!寝るんじゃない」 眠ろうと思い、ずっと伏せていた俺に先生が注意してきた。俺は先生を軽く睨んでから姿勢を正した。 帝国学園はそういうところにうるさい。テスト中寝るなとか、カンニングしたら即停学だとか…… めんどくさい決まりだ… 暇なので辺りを見渡しててみた。 まだ答案を書いている奴もいたり、真面目に答えを見直している奴、俺みたいに暇をもてあましてボォー…っとしている奴もいた… そんな中で俺の斜め前の席に座っている奴と目が合った。 同じサッカー部でGKの源田 幸次郎だ。 全く…後ろ向いてると先生にカンニングしていると思われて停学に反省文50枚プラスだぞ… 少し睨んでいると源田が手を振ってきた。 いつもの優しい笑顔で… 先生に気付かれないように小さく振っていたが斜め前の席だからよくわかる…。 急に顔が熱くなり俺は思わず伏せてしまった。今は先生にまた注意されることなんてどーでもいい!!!! ありえね-…こんな自分でも恥ずかしい真っ赤な顔見せられっかよ!!! 手を振られただけでこんなにもドキドキしている………… 十秒後にもう一度源田のほうを見た。 あいつも俺と同じで、机に伏せてしまっていた。 (…なんだ……) ん…?あれ? 俺なんで今がっかりしたんだ…? なんで?? 今度は俺が源田をガン見してみた。 あいつはすぐに気付いたらしく、また源田がこっちを見てきた。 すると何やら口パクして何か俺に伝えようとしていた。 『〜…』 何喋ってるのか全然わからない… 俺も口パクで『ゆっくり』と言った。 『ば ー か』 ようやく源田の口パクしている言葉がわかった。 あいつ俺のこと馬鹿っていいやがった…!! 俺も負けじと『あーほ』と口パクで言おうとしたが言葉をかえた。 『だ い す き』 今度は俺からちゃんと源田に伝わったらしく、あの鈍感野郎が首から顔まで真っ赤にして驚く顔をしていた。 それをみて、少し嬉しくなって今度は『ば ー か』って口パクで言った。 すると、ちょうどテスト終了のチャイムが鳴った。 たまには、こんなやりとりも悪くないなって思った……!! まあ、先生にばれたら即停学だけどね!!! あとがき↓ ちょっと甘い感じになっているでしょうか??? …あぁ…なってないですか…(T-T) 少しでも甘くなれたらいいのに↓↓ 今回はちょっと長くしてみました(^-^)←これでも テスト中に誰かと目があっちゃってドキッとして、思わずふふってお互い笑っちゃうことってありませんか??☆ 刹那にはありましたょ(^ω^) [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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