佐久間〜出会い〜鬼道編
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※管理人が考えたオリジナルです。
こうだったのかなって感じで…
無駄に激長です!!!!
































「サッカーをやってみないか?」



あの方の一言が俺の人生を変えた…。


























まだ帝国学園に入学して間もない時、部活に入ろうか、入らないかで迷っていた頃……幼なじみの源田はあっさり決めたらしく、小学生から続けているサッカー部に入ることにしたらしい。





「佐久間、お前もサッカー入れよ」


「やだね、めんどくせーし」


「…そうやって中学でもダラダラ過ごすきかお前、髪の毛もそんなに伸ばして…邪魔じゃないのかソレ?」


「髪は関係ねーだろ!いぃんだよ…別に」








俺の心配より自分の心配したほうがいいんじゃないか?
なんて思ったけどあえて口にはださなかった。
これから俺達が通う帝国学園はサッカーが名門で40年間無敗だといぅ…


普通ありえねーだろ40年間無敗なんて…
どこの漫画の世界だ、と思った。無敗だっていうからには練習きつそうだし…

それに部活なんてだやいだけだろうし…






「お前サッカーうまいのになぁ……絶対勿体ねーよ!!サッカー入れサッカーサッカーサッカーサッカーサッカーサッカーサッカーサッカーサッカーサッカーサッカーサッカーサッカー!!」


「ダァーッ!!!!!うるせ-!!わかったから静かにしろ!!恥ずかしいからヤメロ馬鹿!」



「え?サッカー部入るのか?」


「ちげーよ…ただちょっと見に行くだけ」









でも少し気になってはいた。
俺だってそこら辺の奴よりも運動はできるほうだし、サッカーだって源田相手にシュートしたりしていた。

無敗チームの練習…


お手並み拝見だな…



























「ここだ佐久間」


「まじかょ…サッカーコートって中にあるのか!?」


「あぁ、俺も帝国学園に入学する前に何度も練習に来てるけど、はじめはお前と同じ反応した」



照明が照らされていて、底が見えない上に何だか宙に浮いているような感覚に陥るなんともすごいサッカーコートだった。周りを見渡すと観客席までもが設置されていた。



そのなかでハードな練習にたえているサッカー部の先輩達の姿が見えた。


「ぅわ……きつそッ…」


「まぁこんなもんだな…中学まできたら」


吐きそうになりながらも必死に走り続ける人や、大人が打つようなシュートを倒れながらもとめつづけるキーパーの姿が目にうつった。






そんななかに明らか一人だけ身長の低い奴がいた。
綺麗なフォームに的確な指示をだしている。青色のゴーグルをして、赤色のマントをなびかせて走る姿が目にはいってきた。






「なぁ源田、あそこの先輩なんて名前だ…?すげぇー…サッカーうまい!!」



「ん?あぁ、あいつ俺達と同い年だぞ」


「ふ-ん…………て、はぁっ!?源田のくせに嘘つくなッ!!?」


「嘘じゃねーよ!!何だよ源田のくせにって…!あいつも俺みたいにちょくちょく入学前から練習しにきてるんだよ」





まじかよ……

初めてみた瞬間からそいつから目が離せなくなった…俺はまるで獲物を狩るような目でそいつを食い入るように見ていた。
俺や源田と同い年だというのに、先輩達に負けずと指示を出したり、綺麗にフェイントでかわしたり、力強いシュートでキーパーから点をとったり……



すげぇ!!!!!!!!!!!!




でも…














「なんでマントとゴーグルしてんだ…?;;」


「俺も同じこと聞いたけど教えてくれなかった…;;」






後で源田に名前を聞くと「鬼道有人だ」と一言だけ言ってあいつは総帥に挨拶に行ってくるとだけ言ってどこかへ行ってしまった。


一人になった俺は源田が帰ってくるまで一人で帝国サッカー部の練習を飽きずにずーっと見ていた……。







「あの人が…鬼道有人…」



名前は何度か耳にしたことはあった。
去年、小学生のサッカー全国大会で優勝したチームに天才ゲームメーカーがいると……















その時…自分でもよくわからないが自然と足は鬼道有人の方へ向かっていた…








「…あんたが鬼道…?」









鬼道有人を近くでみると俺とあまり身長が変わらないくらい小さくて、腕も足も細め…なのにあんなに走った後だというのに全く息があがっていなかった……



「俺に何か用か…」


「…え!?あ、いや…その…俺にもわからない…」



ゴーグルで目は見えないが多分「何言ってるんだこいつ?」みたいな感じで呆れているのがわかった。




「わからないけど…俺貴方のプレイを見て初めてスゲェ!!って思ったんだ!!多分…それを伝えたくてここまできたんだと…思います……」








変な間が俺達の間で流れた。

俺……今の言葉ちゃんと日本語になってたか?;;ていうか初対面の人にいきなりスゲェ!!ってどーよ!!しかも自分のことなのに「思います…」って………





「ぷっ………」


「え…!?」




「くくっ……お前っ…おもしろい奴だな!!!!初対面の人にスゲェ!!って言われたのは生まれて初めてだ!!!」




はじめ想像していたのとは全く違った鬼道の印象に驚いた。もっと、こぅ…俺様が1番!!!みたいな………だけど実際はゴーグルで目は見えなかったけど柔らかい表情で笑う鬼道に、さっきまで緊張していた自分が恥ずかしくなってきた。






「お前名前は?」


「…え!さっ佐久間次郎!!」


「そぅか…お前が佐久間か」


「なんで俺のこと……」


「源田から聞いていたな…佐久間っていうサッカーうまいのになかなか入ってくれない根性曲がりがいるって」


「はぁ!!??誰が根性曲がりだと源田の野郎!!後でしばくッ……っあ、すみません…」


「ぷっ…いや、そんな謝らんでもいい!おもしろい奴だな佐久間は」


「いや……そんな…」


「…お前はサッカーやらないのか?」


「いや…俺へたっぴですょ…」


「でもあの源田がうまいと言っているんだから相当だろう」


「え!源田ってそんなにキーパーうまいんですかっ!?」


「あぁ、俺からしたら敵にはしたくないキーパーだな…」






知らなかった…
ただお遊びでサッカーやってただけだし、何度か源田から点をとったこともあったし…




「佐久間、俺達とサッカーをやってみないか?」


「…でも俺なんか……」


「俺や源田、佐久間がいれば世界一いいチームになるだろうな」






何を根拠に話しをしているかわからなかった…だけど、この人についていけば…本当に世界一いいチームができるかもしれない。





「俺…なんかでいいんですか…?」


「もちろんだ」








「スマン佐久間っ!!遅くなった!…あれ!?鬼道?」





決意をしたときに総帥のところへ行っていた源田が戻って来たところで俺と源田は家に帰ることにして、帝国学園を後にした。














「源田、俺、帝国サッカー部に入るから」



「そうか…………ってなにぃぃい!!!???本当か佐久間っ!?ていうか何でまた急に」


「俺…鬼道さんについていこうと思った…ただそんだけだ」



「鬼道…か…あいつはスゲェいいやつだよ、それに総帥についていけば俺達は負けることはない!!!」






























「ていうか何故お前鬼道にさん付けなんだ?」


「さあな…けどこの俺がただ一人尊敬する人だからかな…」


「ふーん…俺は?」


「はぁ?お前なんかアホだな!ドアホ」


「なんだと佐久間!!明日からの練習じゃあお前に絶対点はやらないからな!!!」


「…あ、そういえばお前鬼道さんに俺のこと根性曲がり呼ばわりしたんだってなぁ…」



「え…?あれ…?なんだこの殺気…!?;;」







「歯食いしばれ源田あああああああああ!!!!!」


「ぎゃあああああああああああ!!!!!!!!!」

































あとがき↓


長っ!!!!!!
もうすぐ5000文字いく(笑)
ここまでよんでくださりありがとうございました(^ω^)
これは佐久間が鬼道に出会ったころですね!
あの日から鬼道にべったりの佐久間に源田は嫉妬してればいい(^-^)



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