1/1ページ目 「佐久間先輩ってどっちが好きなんですか」 突然何を言い出したかと思えば…、後輩の成神が話し掛けてきた。 今は成神と広い部室でふたりっきり状態。 他の奴らはまだ誰も来ていない。STがまだ終わってないのか、課題の提出や委員会らで遅れているかどっちかだろう。 「…何の話しだ?」 いきなり「どっちが好きなんですか」と質問されても返答に困る。 「…源田先輩と鬼道先輩、どっちが好きなんスか?」 「はぁ?」 思わず変な声を出してしまった。またまた何を言い出すのかと思えば…、そんなの源田と鬼道さん、どっちが好きかなんて決まっている。 「鬼道さんに決まってんだろ、お前何を言い出し…」 「違う!!佐久間先輩、それは憧れっスよ…俺の目はごまかせませんよ」 「…………」 言葉をさえぎられ、オマケに意味不明なことを言われた。俺はただ立ち尽くすことしかできなかった。 憧れ?そぅだよ…鬼道さんのことはすごぃ尊敬してるし、なにより側にいると安心できる存在の持ち主。 「ったく…お前さっきからわけわかんねーこというな、しばくぞ」 「本当は源田先輩のこと好きなんスよね?」 「ブッ!!!?!?」 手に持っていたスポーツドリンクを飲みながら成神の話しを聞いていて、思わず目の前にいる成神にはきかけてしまった。 「…先輩、マジでしばきまスよ?」 「っつお前が気持ち悪ぃこというからだろーがっ!!!!!」 「…とにかく…俺の目はごまかせません」 「…はぁ〜……確かに源田は結構いいやつだし、皆から好かれるタイプだしな、嫌いな奴はまずいねーだろ?」 「俺の言ってるのはその好きじゃなくて愛してるのほうなんスけど」 愛してる?愛してるってなんだっけ…確か俺らからしたら女に向ける言葉じゃないのか? 「俺、……源田先輩のこと好きです ズキッ ? こいつ何言ってんだよ…源田、男だぞ?それとも成神って女だったのか?? 成神の発言、一言一言に胸が痛む不思議な感覚を残しながら俺は自分でもわからないくらい妙にパニクっていた。 ちょっと待てよ…成神が源田のことを好き…? それになんで俺はショックを受けてるんだ…? ん?あれ?…俺ショック受けてんの…? ………………………なんで? 「っ!!そぅ…か……わかった」 「先輩…?」 「俺も源田のこと…好きだな」 「Σ…………」 考えてみた。今までの行動…… 源田と鬼道さんが楽しそうに話してるのみてたら胸がチクッてなっていたかったのは鬼道さんにじゃなくて源田にだったんだ…。 源田が洞面をおんぶして俺の前に現れたときも機嫌悪くなってその日のシュート全く入らなかったのはムカついてから…。 そして今、成神に言われて馬鹿馬鹿しいと思ったことは実はその通りで… 「俺、源田が好きだわ」 「そぅだと思いましたよ、なんだ…先輩気付いてなかったんスね」 「お前…もなんだってな…」 「そぅっスよ!まぁ俺のほぅが先輩好きっスけどね♪」 「なっ!!!!なにいって………はぁ〜…まぁいいわ、先に源田落とすのは俺やからな」 「Σいや!!佐久間先輩には負けません!!」 「お!?珍しいな!お前ら二人だけなんて」 いきなり源田が部室にはいってきた。 「先輩っ♪こんにちはっス!!!」 「あぁ成神は今日も元気だなぁ」 「おい、源田」 「なんだ佐久……っ!!!!!!」 この気持ちに気付いてしまったからには… 俺が決めたことは絶対だ!!絶対に源田をおとしてみせるからな… 「ああああああ!!!!佐久間先輩!!!!!!;;俺が先に源田先輩のファーストキス奪う予定だったのに!!!!!!!」 「……んっ…ん!…ッいきなり…おまっ…何してっ…//////」 「ふん!…バーカ」 あとがき↓ ん?あれ?ついてきてますか;; 話しわかりづらくてすいません(泣) [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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