真帝国学園誕生前の出来事(源佐久)
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今回の大会も同じように帝国学園が優勝……する予定だった。























「………ぁりえない…」


「…佐久間」





鬼道さんが抜けた帝国学園は別のチームへと変わってしまった…。
今まで何度か試合をして、負けたことがなかったチームにまで負けてしまった。







ドンッ


「何が無敗だ…何が最強だよ…っ!!」







今は選手控室で、佐久間と俺だけだった。
ロッカーを強く叩く佐久間の拳は震えていた。

何度も、何度もロッカーを叩いていた…







「やめろ、…佐久間」


「うるせー!!!何が勝って当たり前の帝国だ!!俺達は負けたッ!!!!!」




「佐久間もういぃ…わかった、から」





「っ!!!源田は何とも思わねーのかよ!?……鬼道さんが抜けてからの帝国サッカー部は弱くなっちまったんだ…」


「鬼道のぶんまで頑張ると言ったのは俺達だ…お前まで落ち込んでたらチームをどうやって引っ張っていくんだ佐久間…」

「………」





二年の辺見や咲山達でさえも、鬼道がいなくなってから、今まであった覇気がなくなり練習中はダラダラすることが多くなった。

同じく一年も最近では準備をするのも遅くなり、返事をするときもやる気のない返事だととか…今までの帝国や、鬼道のいた帝国では考えられないことだった。











「…………俺らちじゃぁ力不足って…そういいたいのか…?」


「…いゃ…違う…違う!!源田違うんだっ…〜〜〜」



急に泣きだした佐久間。
俺は頭をポンポンと優しく何度もたたいてやった。抱きしめて安心させたいと思ったが…その役目は俺じゃないから……





「悪いな佐久間…鬼道じゃなくて…」




首を横に振る佐久間の姿が小さな子供に見えて、いつも強気で口の悪い佐久間じゃなく、別人に見えた。






「鬼道は帰って来てくれる、きっと帰ってくると言ってたから絶対にな」


今度は首を縦に振る佐久間。鼻水をすするような音が聞こえるが、涙はとまったようだ。









まぁ、あんなに鬼道のこと慕っていたし、べったりだったから鬼道がいなくなってよほど淋しくてピリピリしてたんだな…




「鬼道の分まで俺達が頑張るんだっ」
































…数日後



逮捕されたはずの影山が現れ、一人の少年をキャプテンとして讃えろと俺達に言った………













俺達の心の中から
鬼道を消してやると…

































あとがき↓


一人の少年というのは不動明王ですよ。
鬼道のいない悲しみと、試合に勝てないストレス…佐久間は追い込まれてて、源田は元気づけようと頑張るけど、その数日後に影山と不動が現れます。
「お前達から鬼道をけしてやる」と……
限界まできてた佐久間は不動の元へ…佐久間の心配をする源田も不動の元へ…

そして真帝国学園誕生!!



という管理人の勝手な妄想(^-^)





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