【花火(星はる)】 ―――ヒュ〜…バンバンバン… 鮮やかな彩色の舞は夏の夜空に灯火を灯す。 散っては還り咲く花びらは儚げで美しい。 星野「綺麗だな!」 はるか「うん…」 お忍びで花火大会に来ていた2人。 祭り会場より数キロ離れた場所で夏の風物詩を眺めていた。 ここなら人混みも少ない上にじっくり観賞に浸れる 見晴らしも申し分ないほどだ。 星野「たまや〜!かぎや〜!!」 観賞における好条件が伴い星野のテンションも最高潮に近い。 感覚的にはツアーをしてる状態に酷似していた。 一方、はるかはその様子を微笑ましげに見守りつつも、花火の写メを納めようと必死である 星野「上手く撮れそうか?」 はるか「全然だな…どうしてもブレてしまってね…」 星野「連写機能を使ったらどうだ?」 はるか「ちょっと、やってみる」 言われるままに連写機能に切り替えたはるかは再度、撮影に取りかかる。 その甲斐もあり多少は見映えのいい写真を数枚、納めることが出来た。 はるか「画質は悪いけど、それなりの写真を撮ることが出来たよ!ほら…(写メを見せる)」 星野「いい具合に撮れてるな……良かったら俺の携帯にも送ってくれるか?」 はるか「あぁ、構わないよ!あとで送るな」 星野「楽しみにしとくわ☆しっかし凝ってるな、日本の花火は…さっきなんて蝶々とハートが上空を彩ってたぜ!はるかは観た?」 はるか「残念ながら見逃しちゃったな、写真を撮ることに精一杯でね!」 星野「そっか…仮に見逃してもまた次回があるだろ!来年も花火、見にこようぜ、この手に今、約束するよ」 約束の証として手の甲に口づけすると刻の赴くまま十番街の夜空に咲き誇る色彩の花びらを見上げては声高らかに胸弾ませていた。 来年の夏もこの場所で彼といられるのを祈いながら... (完) ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ここ最近、地元で花火大会が主催されたのですがあまりの綺麗さに感動しちゃいました(*^^*) やっぱり花火はいいですね☆ おかげで息抜き出来ました なのに小説を書き上げるペースが亀並みに落ちてました(ーー;) ここにきて名誉挽回出来れば言うことないんだけどなぁ… 取り合えずサイト運営、頑張っていきます^^ コメント(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
[編集] |